インタビュー
息子と一緒に頑張り学位を取得。助産師として母子保健分野を深めたい
人間科学科 看護学コース
2021年9月修了
原 啓子さん Keiko Hara
看護師、助産師として勤務後、自身の出産や育児経験を経て地域に根差した母子保健活動に興味を持つ。市役所の子育て世代包括支援センターに勤務しながらNPOで妊娠葛藤の相談業務を行う。独立行政法人大学改革支援・学位授与機構の学位授与制度にて「学士(看護学)」を取得。生涯学修に努め特に精励したことが認められ、本学学生として初めて同機構の「機構長緑秀賞」を受賞。
入学のきっかけ
看護師、助産師として長年勤務してきましたが、「いつか大学に行きたい!」とずっと考えていました。勉強嫌いの息子が高校受験を迎え「お母さんも頑張るから」と一緒に勉強して学士取得に挑戦しようと思ったのが入学のきっかけです。自分にとっての課題は仕事、家庭との両立でしたが、武蔵野大学通信教育課程は学位取得のための工夫がされていて安心できました。小テスト数回後に本試験が設けられていることや、都合に合わせてオンライン試験が受けられるなど、とても学修しやすい環境でした。
実際に学んでみて
大学では新しい世界を知り、広い視野を持って体系的に学ぶことができたのが収穫でした。在学中は先生とのオンライン学修相談会を積極的に利用し、学修成果レポートのテーマや文献について丁寧に教えていただきました。レポート科目でも先生からの温かい言葉が励みになりました。目標だった学士取得は、1年の学修期間で叶えることができました。
2022年8月には公認心理師試験にも合格(※)しました。今後は大学での学びに心理の知識もプラスして、地域母子保健の分野をさらに深めたいと考えています。
※本学通信教育部は、公認心理師資格のカリキュラムには対応しておりません。
私のオススメ科目
看護研究法
看護研究の基本が身につき、驚きと発見の連続でした。有用な文献検索やデータ分析の方法などについても教わったことで文献研究の取り組み方も習得でき、学修成果レポート作成にも役立ちました。
家族相談援助論
家族看護の概念と看護アセスメント・援助の必要性を理解し、実際の看護提供に役立つことをめざす科目です。スクーリング講義では、立場や勤務先が異なる仲間の多様な意見に触れ、多くの刺激を受けました。
文献研究法
先生方が学修成果レポート作成に役立つよう作ってくださったオリジナルの教科書や映像授業は役立ちました。学位取得や学位授与機構より「機構長緑秀賞」を受賞できたのも、この授業のおかげと思っています。
学費について
武蔵野大学通信教育部の学費は安価で、子どもが大学生、高校生、中学生で教育費がかかる中、リーズナブルな金額で学べたので助かりました。1年で科目履修を終え、学士取得ができたことも節約につながりました。