インタビュー
教育現場でのチーム協働に欠かせない心理学の専門知識を体系的に学びたい
人間科学科 心理学専攻
2020年3月卒業
笠井 綾子さん Ayako Kasai
短期大学卒業後、出版社の編集アシスタント、民間企業での勤務などを経て、公立小学校にて学習支援員として勤務。心理学専攻に3年次編入学し、働きながら心理学を学ぶ。
入学のきっかけ
これまで特別支援学級と通常学級の両方で子どもたちの学習をサポートし、さまざまな背景を持つ子どもたちと関わってきました。その中で、子どもの学びに対する気づきを専門的に正しく先生方と共有できるようになりたいと思い、進学を決意。相談した友人が武蔵野大学通信教育部を卒業しており、背中を押してくれました。また、レポートは紙での郵送ではなく、WBT(学習システム)で送信できるなど利便性が高く、仕事や家庭があっても勉強できることも決め手となりました。
実際に学んでみて
入学後は心理学概論、発達心理学などに加え、学習心理学、学校カウンセリング、教育相談(小、中、高)、心理教育評価、障害児教育など、学校臨床に関する科目を中心に履修。レポート科目の添削は丁寧で、やる気を引き出してくれるのがありがたかったです。また、スクーリングの授業はどれも面白く、先生方の授業の工夫や熱意を感じることができました。専門的な心理学の知識を教育現場で活かし、チームで円滑に協働し、子どもたちへの理解を深めていきたいと思っています。
私のオススメ科目
心理学実験実習1、2
実際に参加者を募り、心理学実験を実施することを通じて、レポート作成の基礎を学んでいきます。実験結果の数値から現象を読み取っていく体験が新鮮でした。
日常学習の心理学(学習心理学)
「オペラント条件づけ」を中心に、学習心理学の基礎的な知識を身につけるとともに、日常生活にどのように活かすかを考察していきます。学校現場で働く自分にとっては非常に重要な科目でした。
人間論
人間科学科の学習の基礎となる「人間」について、歴史的・思想的に、また社会文化的な視点から学ぶことができます。答えはさまざまであり、一つではないことに気づかせてくれました。
学費について
武蔵野大学通信教育部の学費は安価なので、負担感が少なく、家族の援助と私の給与で無理なくやりくりができました。