インタビュー
ソーシャルワーカーとして、対人援助をライフワークに。
社会福祉専攻
3年次編入学 2013年入学
吉田 友美さん Tomomi Yoshida
履修内容
- 医学知識[テスト]
- 現代社会と福祉[テスト]
- 社会調査の基礎[テスト]
- 相談援助の基盤と専門職[テスト]
- コミュニティーワーク[テスト]
プライベート
現在は、仕事と学習に忙しく、これといった趣味を持てない日々ですが、無事に卒業し、目標としている2つの資格を取得できた時には、家族と一緒に旅行をしたりスポーツを満喫したいと思っています。
社会福祉士と認定心理士の2つの資格取得で対人援助のフィールドを広げたいと思っています。
高校時代から心理学に興味を抱いていましたが、大学で学ぼうという考えまでには至らず、高校卒業後は専門学校へ進み音響分野の勉強をしました。そして、就職・結婚・出産を経験し子育てに忙しい毎日を過ごしていましたが、それでもいつかは心理学を勉強したいと思い続けてきました。子どもたちも成長し、私自身のための時間が持てるようになったこと、また、現在診療所で働く中で介助が必要な方々と接することも多く、対人援助について専門知識や技術を習得することが仕事にも役立つのではないかと思ったことなどから、そろそろ「学びどき」と考え、勤務を続けながら通信教育で学ぶことを計画したというわけです。
武蔵野大学は自宅から近く、10数年前に娘たちが附属幼稚園でお世話になった縁もあってずっと親近感と信頼感を抱いており、通信教育で心理学を学べることもその頃から知っていましたので入学を決めるのに迷いはありませんでした。ただし、知り合いの医療ソーシャルワーカーの方に相談したところ、私の場合は心理学専攻よりも社会福祉専攻で学んで社会福祉士国家資格を取得し、ソーシャルワーカーを目指す方が、将来的には良いのではないかというアドバイスを受けました。確かに、武蔵野大学通信教育部は社会福祉専攻でも心理系科目が充実しており、認定心理士科目も履修できるので、将来に向けてフィールドを広げることが できると考え、社会福祉専攻への入学を決めました。
自分のペースで学べることが私の性格にぴったり。スクーリングでの出会いも頑張れる理由の一つです。
通信制大学での学びは、良くも悪くも自己責任という要素が強いと思います。その上で、自分のペースで学習を進めていけることが、私にとっては助かっている面がありますね。実を言うと、私は一つのことをコツコツと地道に積み重ねていくことが苦手な性格で、子どもの頃に受講した通信添削講座なども長続きしなかったことを思い出します。張り切って始めた大学での学びですが、1年目はテスト直前になってあわてて勉強することもしばしばありました。
しかし、こんな私でも何とか続けていられるのは、「学びたい」という長年の願いが叶ったこと、将来を見据えた一つの目標があること、そして職場の仲間や家族の理解があるからだと思います。また、スクーリングを通じて様々な方々と知り合えることも大きな収穫です。自分の行動範囲では知り合うことのできない多様な地域・職域の人たちとスクーリングで出会い、お互いに刺激を受けられることが通信制大学の魅力であり、頑張れる理由の一つではないでしょうか。
すべてが、私の夢に近づくための科目。だから難しい学びも、楽しい学びに感じています。
あらゆる科目が大切な糧になっていると実感する中で、あえて印象深い科目を挙げるなら「社会福祉演習1?3」、「司法福祉」、「心理学実験実習1?3」でしょうか。「社会福祉演習1?3」は、対人援助や相談援助に求められるコミュニケーション技術などを具体的・体験的に学べるので現在の仕事にとても役立っています。「司法福祉」は、被害者側ではなく加害者側の立場に立って福祉のあり方を考える科目です。罪を犯した原因として挙げられる貧困・疾病などは社会的支援を必要とする要素ですし、加害者の社会復帰を考える際に考慮するべき事柄であることを思い知らされる、社会福祉士として必要不可欠な知識と視点を学べる授業です。
さらに、認定心理士科目である「心理学実験実習1」は、相手の人の話を聞く上で、客観的に物事を捉える訓練に繋がる大切な科目だと思います。心理系の科目はとても難しいのですが、社会福祉士と認定心理士の2つの資格取得が目標の私にとっては、難しいより楽しい気持ちの方が強いですね。
入学当初は単位を取ることが目的でしたが、学ぶほどに、考えることの大切さや楽しさに気づきました。
入学当初は、社会福祉士受験資格を取得するために単位を取れればいいかなという程度の軽い気持ちで考えていましたが、学びを進めるうちに、覚えることや自分の頭で考えることの大切さと楽しさに気づいてきました。現在、認定心理士の資格認定に必要な科目の単位を取得するために、あえて1年間留年して学びを続けています。
留年をするにあたっては、経済的な負担も考えましたが、武蔵野大学通信教育部の学費は驚くほどリーズナブルなので、その面でも学びの意欲を持ち続けることができ、大変助かっています。
スケジュール
平日
仕事が忙しく、思うように学習時間が確保できないこともしばしば。
そんな時は無理をせず、「やれる時にやる!」と気持ちを切り替えます。
休日
休日でも、できる時には集中して学習。その時には、家事を娘たちに任せたり、家族の協力や理解が必須です。みんな、ありがとう。
社会の中で見落とされがちな人たちの支援にきめ細やかに心を尽くすソーシャルワーカーが目標です。
以前から、心の悩みや生活の困難を抱えた人たちに寄り添い支援を行う対人援助に関わっていきたいと考えてきました。具体的には、社会福祉士と認定心理士という2つの資格を後ろ盾にしながら、ソーシャルワーカーとしての仕事を自分のライフワークにしていければと思っています。
高齢化が進み社会福祉士の役割が注目されていますが、現在では、高齢者や障がいを持つ人、子どもだけでなく、働いても生活が維持できないワーキングプア、シングルマザーなども増え、社会的支援の対象はますます広がり、ソーシャルワーカーの仕事も多彩になっていると言われています。私は、その中でも、社会の中で見落とされがちな犯罪や災害の被害者(被災者)支援や女性支援などに取り組んでいきたいと考えています。そのために、積極的に社会に目を向け、人間に対する幅広い知識と経験を積み重ねていくつもりです。