介護等体験
科目等履修生は、実習科目および介護等体験を実施できません
小学校または中学校教諭の普通免許状を取得しようとする方は、「小学校及び中学校教諭の普通免許状授与に係る教育職員免許法の特例等に関する法律」で、特別支援学校(2日間)と社会福祉施設(5日間)で障害者、高齢者等に対する介護、介助、これらの方との交流等の体験を行わなければなりません。
介護等体験が免除される方
介護等に関する専門的知識等を有する方や障害により介護等体験が困難な方は、介護等体験を免除される場合があります。
「小学校及び中学校の教諭の普通免許状授与に係る教育職員免許法の特例等に関する法律施行規則(平成9年11月26日文部省令第40号)」に定めるところにより、「介護等体験」が免除されるのは、以下の資格を有する、もしくは条件に該当する方です。
- 小学校教諭、中学校教諭
- 保健師、助産師、看護師、准看護師
- 特別支援学校の教員
- 理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、義肢装具士
- 身体障害者手帳に記載された障害の程度が1級から6級である方
なお、免除にあたり大学への報告や手続きは不要です。免許申請の際に他の書類と共に「介護等体験証明書」を各教育委員会に提出してください。
介護等体験の辞退について
介護等体験の申し込み後に、やむを得ず介護等体験の実施を辞退する場合は、辞退することが決まった時点で教職センター事務課へ連絡してください。また、妊娠している方は、母体及び胎児の安全のため介護等体験・教育実習を実施することは出来ません。体験を辞退することになりますので、妊娠が判明した時点で教職センター事務課へご連絡ください。
申込から実施までの流れ
入学時期(春入学/秋入学)および入学区分(1年次入学/2年次編入学/3年次編入学)によりスケジュールが異なります。詳しくは、以下PDFをご確認ください。
「介護等体験および教育実習の主なスケジュール」
STEP.01 介護等体験ガイダンスに出席する
介護等体験実施前年度の2~3月に実施
介護等体験を希望する方は、必ずガイダンスに出席してください。
- 日時等の詳細については、WBTでご案内します。
- 別日の設定はありません。ご自身の都合を合わせるように調整をしてください。
- ガイダンスを欠席した場合は、介護等体験を実施することはできません。
STEP.02 手続きを行う
介護等体験実施年度の4月~5月
「介護等体験ガイダンス」出席後より各種手続きを行います。
- 手続き方法(各種検査、費用の納入方法等)の詳細については、「介護等体験ガイダンス」で説明します。
- 手続きは大学を通してのみ行います。
費用
過去年度実績となりますので、今後、変更になる可能性があります。
下表以外の費用が必要になる場合があります。
種別 | 金額 | 納入方法 |
---|---|---|
介護等体験費用 | 7,500円~10,000円程度 (都道府県により異なります) |
大学で集金 |
賠償責任保険加入料 | 210円 | |
テキスト・日誌代 | 800円 | |
麻しん抗体検査(予防接種)費 | 受診する病院により異なります | 実費・個人負担 |
健康診断費 | 体験先により異なります | |
細菌検査(検便等検査)費 | ||
昼食(給食)代 | ||
体験先までの交通費 |
STEP.03 介護等体験を行う
以下2種類、合計7日間以上の体験を行います。
介護等体験の種類
体験 | 期間 | 実施場所 |
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特別支援学校 | 2日間(5月~翌年2月頃) | 東京都内の特別支援学校 (全員共通) |
社会福祉施設 | 5日間(5月~翌年2月頃) | お住いの道府県 or 東京都内 (どちらかを選択) |
介護等体験の内容
どのような体験をするかは、体験先(高齢者福祉施設、障害者福祉施設、児童福祉施設など)により異なりますが、介護等体験では、福祉専門職に求められる社会福祉の具体的な知識や援助技術の修得を目的としているのではなく、利用者との交流を中心とした幅広い体験が想定されています。
【例】
- 利用者(児)との交流(話し相手)、学修活動の援助、授産作業の補助
- 行事やサークル活動の補助
- 利用者の介護・介助、保育・養育の補助(基礎入門レベルの内容)
- 日常業務の補助(掃除、洗濯、オムツたたみなど)
- その他、社会福祉施設が用意した活動への参加