本学通信教育部 教育学部教育学科で「書道」「書道史」「書道科指導法」などを担当されている廣瀨 裕之(ひろせ ひろゆき)先生が、書家「広瀬 舟雲(ひろせ しゅううん)」として出展・幹事に名を連ねる連立個展の様子をお届けします。
教育者として学生と向き合う傍ら、表現者として第一線で挑戦し続ける廣瀨先生の情熱あふれる展示空間をご紹介します。
銀座に現れた大空間。次世代を担う書家たちの挑戦
2026年7月14日~19日の期間、東京銀座のセントラルミュージアム銀座にて、(公財)書道芸術院・連立個展「次世代をになう隼たち」が開催されました。
この展覧会は、毎日書道展審査会員としても活躍する、書道芸術院の次世代を担う16名の書家による企画展です。本展の最大の特徴は、1人につき「幅6メートル」という巨大な壁面が用意されていること。廣瀨先生も幹事として本展を牽引され、「一人6メートルの大きな壁面に複数以上の作品を陳列し、各々の世界をいかに表すかという新しい試みに情熱を注ぎ研鑽してまいりました」と、その並々ならぬ想いを語られています。
圧巻の筆致と、学生へ向けられた温かな眼差し
会場でひときわ目を引いたのが、壁面中央に堂々と展示された「大観の富士」と「人間成就」です。
「『富士』の『士』の字は、まるで鳥(ハヤブサ)が羽ばたいているようだ」と来場者から感想も。本展覧会のタイトル「次世代をになう隼たち」を想起させます。
力強く深い息遣いが聞こえてくるような見事な筆致は、2021年の第74回書道芸術院展にて最高賞「春華賞」を受賞された廣瀨先生の、確かな実力と洗練された世界観を示しています。さらに、会場には武蔵野大学で学ぶ学生たちにとって非常に感慨深い作品も展示されていました。
「人それぞれに夢あり」。流れるように美しく書かれたこの言葉は、武蔵野大学校歌の一節です。長年、中学校・高等学校の教員として、そして現在は大学教授として教育現場に立ち続けてきた廣瀨先生。その文字からは、夢に向かって学ぶ一人ひとりの学生を優しく見守る、教育者としての温かな眼差しが感じられます。
多彩な表現で魅せる小品の数々
大空間には、大作だけでなく色彩豊かな料紙を用いた情緒あふれる小品も複数配置され、来場者を魅了していました。
大作から小品まで、表現者・広瀬舟雲氏、他15名の書家達の奥深い魅力が6メートルの空間全体に広がっていました。
本学通信教育部での学びについて
武蔵野大学通信教育部では、廣瀨先生をはじめ、各分野の第一線で活躍し、教育に深い情熱を持つ教員陣が指導にあたっています。
教育学部 教育学科 国語科専修では、所定のカリキュラムを履修することで、高等学校教諭一種(書道)などの教員免許状の取得を目指すことが可能です。質の高い指導者から生きた知識と技術を学び、あなた自身の「夢」を形にしてみませんか。
学べる内容やカリキュラムの詳細については、本学通信教育部のホームページをご覧ください。
廣瀨 裕之(ひろせ ひろゆき) 教授
1959年生まれ。日本の書家、および書写・書道教育の研究者。
東京学芸大学教育学部(書道専攻)を卒業後、同大学専攻科(書道専攻)を修了。中学校・高等学校の教員を経て、武蔵野大学教育学部教授に就任。本学通信教育部では「書道」「書道史」「書道科指導法」などの科目を担当。
書家としては「広瀬 舟雲(ひろせ しゅううん)」の雅号で活動し、毎日書道展審査会員、および(公財)書道芸術院理事で審査会員を務める。2021年、第74回書道芸術院展にて最高賞である「春華賞」を受賞。

